酸性カラーで染まる仕組み

私のお客様は酸性カラー(ヘアマニュキュア)で白髪を染める方がとても多いです。
以前のブログでも酸性カラーについてお話させていただきましたが、今回はより詳しくお伝えしていきたいと思います。

酸性カラーに配合されている酸性染料はマイナスの電荷を持っています。毛髪を構成しているケラチンタンパク質のプラス部分と結合する事によって、毛髪を着色する事が出来るのです。
酸性カラーは分子が大きい為、毛髪の内部までは浸透せず、キューティクルやコルテッスクスの浅い部分にイオン結合で着色します。
その為、色もちは3〜4週間ほどになります。
毛髪をカラー剤でコーティングするようなイメージになるので、湿気による髪の毛の広がりを抑えたり、髪の毛に艶やコシを与える事も可能です。

アルカリ剤や過酸化水素水を使用しないので、毛髪へのダメージは少ないと言われています。
しかし、毛髪を明るくする力は全くありません。
黒髪には反応せず、白髪や脱色された毛髪に反応します。なので白髪の分量によっては酸性カラーだけではご希望の色味を出すのが難しい場合もあります。

髪の毛のダメージを気にせず白髪を染めたい方、肌が弱く頭皮に優しいカラー剤をお求めの方には酸性カラーをお勧めしております。
気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。