ヘアカラーアレルギーとは?②

前回に引き続き、今回もヘアカラーアレルギーについてお話していきたいと思います。

前回の記事でもお話しましたが、ヘアカラーアレルギーはヘアカラーを流した後に遅れて症状が出始めます。
具体的に言えば、ヘアカラーの翌日以降も続くようなかゆみぶつぶつなどです。
頭皮、生え際、耳などに初期症状が出る事が多く、赤くなって腫れる場合もあります。
症状が重度になると、薬剤を塗布していないまぶたや顔全体が腫れたり、水ぶくれが出て汁が出たりする事もあります。

また、アレルギーの症状が軽いからと、ヘアカラーの使用を継続していると、現れる症状はだんだんと重くなります
稀に、アナフィラキシー(全身の蕁麻疹や呼吸困難など)と呼ばれるアレルギー反応を引き起こす場合があります。

ヘアカラーには染料を発色させたり、髪を明るくしたりするための成分が含まれており、これらの成分が原因でヘアカラー中に
「痛み」や「しみる」などの刺激を感じる事があります。
この場合はヘアカラーを流せば、刺激は次第に治まる傾向にあります。
アレルギーの場合はヘアカラーの翌日や翌々日に遅れて症状が出始めて、継続します。
ヘアカラーの施術中に少しでも違和感を感じたら、すぐに担当美容師にお伝え下さい。
ヘアカラー後にかぶれの症状が出た場合は、皮膚科を受診し、担当美容師にもその旨をお伝えいただけると、今後の薬剤選定についてお客様と一緒に考えて行く事が出来るので、お伝えいただけると嬉しいです。

今回の記事ではヘアカラーアレルギーについて、お伝え出来ない部分もまだまだありますので、次回も引き続きヘアカラーアレルギーについてお話したいと思います。