ヘアアイロンの上手な使い方②

前回に引き続き、今回もヘアアイロンの基本的な使い方や上手にスタイリングするコツについてお話していきたいと思います。

使用温度やはさむ毛束の量など、ヘアアイロンで失敗しない為のポイントをおさえておく事も大切です。
正しい使い方を知っておく事で、仕上がりの美しさだけではなく、髪の毛へのダメージも抑えられるのです。

①適切な温度で使用する
ヘアアイロンの設定温度が低くすぎると髪の毛に跡がつきにくくなってしまいます。
一般的な使用温度の目安、160℃〜180℃くらいに設定しましょう。
しかしブリーチ毛などのハイダメージ毛は高温をあててしまうと、髪の毛への負担が大きくなってしまう為160℃以下で使用するのがベターです。
また。ヘアアイロン初心者の方は180℃くらいの高温をあててしまうと、失敗した時に折れたような跡がついてしまったり、何度もやり直したりして長時間髪の毛にヘアアイロンがあたっている事により、髪の毛へのダメージが大きくなってしまいます。
慣れないうちは140℃〜160℃くらいで練習しながら行うのがオススメです。

②長時間同じ部分にあてない
同じ場所に熱をあてすぎると、髪の毛の中の水分が飛んでしまう「オーバードライ」という状態になり、髪の毛が乾燥してパサパサになってしまいます。髪の毛の太さにもよりますが、1カ所につき3〜5秒くらいあてたらヘアアイロンを離すようにしましょう。

③毛束をはさみすぎない
1度にたくさんの毛束をはさんでしまうと、髪の毛にあたる熱にムラができてしまいます。
コテを使う場合はコテの太さに合わせましょう。(例えば32㎜のコテの場合は約3㎝はさむ)ストレートアイロンの場合も3〜4㎝が癖を伸ばしやすくオススメです。分厚くはさんでしまうと根元が折れてしまいますので注意してください。

※作りたいスタイルによってコテの太さをしっかりと選定する事も重要です。
ボブやショートなどはさめる髪の毛の量が少ない人は25㎜、28㎜などの細めのもの。ロングヘアの人はベーシックな32㎜がおススメです。
毛先ワンカールや外ハネの場合はストレートアイロンで代用してもOKです。

ストレートアイロンで髪の毛を綺麗に伸ばすコツは、根元からしっかりと丁寧に伸ばす事です。
根元からアイロンをはさみ、少しテンションをかけてしたに向かってアイロンを平行に下ろしていく事でより綺麗なストレートに仕上がります。先程もお話しましたが、アイロンにはさむ毛束が分厚くならない事、熱が均等にあたるようにしましょう。

コテの場合も髪の毛巻きながら均等に熱をあてる事が大切です。

ストレートアイロンと同様にはさむ毛束を分厚くとらないように注意しましょう。巻く時は少しテンションをかけ、毛束がたるまないように気をつけてください。
また、髪の毛は熱が冷めていく時に形状記憶される性質があるので、コテで熱を通した後は、下から手を添えて形をキープし、少し冷ましてから手を離すとカールのキープ力がアップします。
ゆる巻きの時もすぐに手ぐしを通さず、しっかりと冷めてからほぐす事でスタイルのモチが良くなります。

ヘアアイロンは基本とコツをおさえれば、初心者の方でも簡単に理想のスタイルを作る事が出来ます。前回と今回の記事を参考にしていただき、いろいろなヘアスタイルを楽しんでみてくださいね。