洗髪の歴史②

前回に引き続き、今回も洗髪の歴史についてのお話です。

洗髪頻度が週2〜3回になる頃から髪の毛がパサつく、髪の毛の感触が悪いという意識が高くなっていきます。
この頃からシャンプー剤にフケ、痒み防止機能だけではなく、髪の毛をケアして感触を整える機能が加わります。
リンス、コンディショナー、トリートメントが発売されます。
シャンプーにもコンディショニング効果が加わります。

髪の毛のケアが注目される中、1980年代に肌により優しい物を目指して、洗浄成分の開発が行われました。
1990年代には低刺激性の洗浄成分や植物性、天然をコンセプトとしたブランドが生まれ、2000年代前半には家庭向けの弱酸性シャンプーが発売されました。
この後から多くのブランドから弱酸性の商品が発売されるようになったそうです。

1990年代後半に欧米からサロンでのヘッドスパが導入され、頭皮ケアへの意識が高まります。
洗髪頻度の低い時代は頭皮と髪の毛を区別せずに一緒に洗う意識でしたが、頭皮と髪の毛をそれぞれ洗ってケアするという意識を高めたきっかけになりました。

ヘアカラーやアイロン、コテが頻繁に行われるようになり、髪の毛へのダメージケア技術も進展していきます。

2000年代後半には雑誌やネットのヘアケア記事には、必ず頭皮ケアの要素が入り、頭皮ケアへの関心が高まるようになっていきます。



今ではシャンプーやリンス、トリートメントをする事が当たり前ですが、昔は月に1〜2回しか髪の毛を洗わなかったとは驚きです!
時代と共に様々な研究、開発を経て、現在の使い心地の良い製品が生み出されてきているのですね!